2017/01/18

シノビガミ 2人用シナリオ ”豊葦原の火種”

豊葦原の


レギュレーション:現代or戦国
時代設定:戦国後期(NPCの設定を変更すれば現代でも可能だと思います)
シーン表:通常
PC:2
特記事項:PCは隠忍の血統禁止
タイプ:基本的には協力型・シリアス寄り(?)
サイクル数:4サイクル

我らが住まう日本という国は、高天原と黄泉の国の間にある”豊葦原”と呼ばれることがある。
神々が住まう高天原と、死者が住まう黄泉の国、その両者に近い存在であるが故に、様々な火種が燻っている。
里見月詠もその一つ。豊葦原の火種が燃え上がるかは君達次第。


登場人物・プライズの情報


PC1

推奨流派
鞍馬神流orハグレモノ

使命
貴方は里見月詠の護送のために送り込まれたシノビである。
貴方の使命は、クライマックス終了後に里見月詠が生存していることである。

秘密
貴方は流派から「里見月詠」の奪取を命じられている。”本当の使命”はクライマックスで里見月詠を戦闘不能にした上で戦闘の勝者となり、里見月詠を連れ帰ることである。

ただし、里見月詠と互いにプラスの感情を結んでいる場合、”本当の使命”をクライマックス後に里見月詠を連れて逃げることに変更しても良い。(戦闘不能にする必要はない)


PC2

推奨流派
比良坂機関or斜歯忍軍

使命
貴方は里見月詠の護送のために送り込まれたシノビである。
貴方の使命は、クライマックス終了後に里見月詠が生存していることである。

秘密
貴方は流派から、里見月詠の秘密の一部について知らされている。
貴方の”本当の使命”は、イザナミの自爆を未然に防ぎ、かつプライズ”カグツチ”を所有していることである。

里見月詠の秘密の一部
貴方の本当の使命は明石大和守吉兼を殺害することである。
貴方の体には自爆装置”イザナミ”が埋め込まれており、そのための起爆装置”カグツチ”を所有している。

NPC:里見月詠

シノビではない一般人 ペルソナの設定はなし
戦闘時は常にプロット1を選択、攻撃は行わない
初期生命力は30になった場合、戦闘後に医術等の判定(GM裁定)に成功することで蘇生可能

使命
明石大和守吉兼に嫁ぐこと

秘密
貴方の本当の使命は明石大和守吉兼を殺害することである。
貴方の体には自爆装置”イザナミ”が埋め込まれており、そのための起爆装置”カグツチ”を所有している。
相互にプラスの感情を持つものに請われた場合、プライズ”カグツチ”を譲渡する。

プライズ:カグツチ

このプライズの所有権が移動した場合に所有者に対して情報を開示する。情報共有も発生する。
また、クライマックスにおいて里見月詠が所有している場合に、里見月詠が戦闘不能になった時、里見月詠の秘密を持つものに対して以下の情報が開示される。

これを持つものが戦闘不能に陥った時から自爆のカウントダウンが開始される。
3ラウンド以内に停止しなければ”イザナミ”は自爆し、戦闘に参加しているシノビ以外のものは全員死亡する。
停止するためには戦闘中1コストの消費が必要。自分のプロットの際に停止を宣言することでコストを消費して停止することができる。
停止した場合、このプライズの所有権は停止したものに移る。

NPC:明石大和守吉兼

使命
里見月詠を娶ること

秘密
貴方は隠忍の血統のシノビである。
里見月詠が”シノビガミ”復活のための生贄として高い適性を持っていることを知っている。
貴方の本当の目的は里見月詠を生贄にしてシノビガミを復活させることである。

キャラクターシート:明石大和守吉兼

シナリオの流れ・マスターシーン

プロローグ
PC2名と里見月詠が里見家の屋敷に集められている。
里見家当主から娘の里見月詠を隣国の領主、明石大和守吉兼に嫁がせるために護送して欲しい旨依頼される。
以降、里見月詠に対する情報判定・感情判定が可能になる。

サイクル1終了後
一行は国境の山を超える。里見月詠は健脚で、山を超えるのに疲れている様子はない。
PCは野戦術で判定し、失敗した場合は任意の生命力を1点を失う。
山の頂上からは、麓に広がる明石氏の所領が見える。里見氏の所領とは規模が違う、大きな城下町である。

サイクル2終了後
一行は明石氏の館に到着した。明石大和守吉兼が直接皆を迎える。
祝言は明日の夜の予定であるため、それまで館でくつろいで行くように促される。
以降、明石大和守吉兼に対する情報判定が可能になる。(感情判定を認めても良いが、特に意味はない)
サイクル3終了後
翌日の朝。一行は夜に執り行われる祝言までの時間を待っている。
特に描写はなし。

サイクル4終了後
祝言が始まる。
祝言の途中で、突然里見月詠が立ち上がり、明石大和守吉兼の暗殺を謀る。
明石大和守吉兼はそれを予見しており暗殺は失敗、クライマックスシーンに移行する。

クライマックス
戦闘参加は里見月詠・明石大和守吉兼+PC2
里見月詠は常にプロット1を選択、行動は行わない。
明石大和守吉兼はプロット24を選択
プロット2の場合、隣接するシノビがいればシノビに対して撫斬or接近戦攻撃、いなければ里見月詠に対して撫斬or接近戦攻撃
プロット3の場合、流星雨
プロット4の場合、流星雨+吸精
生命力が残り1になった際に奥義・不死身「鬼面の双眸」を使用する。指定特技は異形化。
(戦闘に関してはある程度臨機応変に対応して下さい)

「プライズ:カグツチ」の所有者が戦闘不能になると、次のラウンドから自爆カウントダウンが開始される。
この際、カグツチの情報の開示や処理は上記「プライズ:カグツチ」の項目内に書かれているものに従う。
自爆した場合、里見月詠は死亡、シノビ3名は生命力に接近戦ダメージ3を受ける。

里見月詠が自爆しても明石大和守吉兼は戦闘を離脱しない。あくまで、明石大和守吉兼を倒さなければならない。

エピローグ
各々使命の達成に合わせてご自由に。

シナリオ作者から

こちらは、私が初めてシノビガミで作った2人用のシナリオです。
身内でシノビガミのルールブックを持っている人が私含めて3人しかいなかったので、とりあえずやってみたいということで2人用のシナリオとなりました。
時代劇が好きなので時代物の設定としていますが、このあたりはご自由に変更してご利用下されば幸いです。
一応、一度PL2名と共にテストプレイを行っております。その際は3サイクルでしたが、不足している感があったので4サイクルに訂正しました。
長いと感じる方は、サイクル3を飛ばしてサイクル4のマスターシーンに移動することで短縮して下さい。
疑問点や感想など頂けると嬉しいです。シノビガミに関してはド素人なので、見落とし等についてもご指摘下さい。
それでは、ここまでお読み頂きありがとうございました! メンバーがいないので良かったら誘って下さい(小声)



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