2016/05/23

ゲームプレイ感想:Layers of Fear

総合点:50/100



+Pros

+恐ろしくも美しいグラフィック
+アクション要素がない
+日本語あり(字幕)
+迷子にはなりにくい

-Cons

-あまり怖くない
-基本的に一本道
-条件の分かりにくいマルチエンディング
-ストーリー解釈のために読まなければならない文章が多い
-解釈をするとあまり救いがない

総評

スランプに陥った画家が、自らの過去と向き合いながら一枚の絵を完成させるホラーゲーム。初めは何が起こっているのか分からないものの、手に入る文書などを読んでいくと、なぜ今こういう状況になっているのかが少しずつ分かってきます。
一種のパラノイアに陥った画家、それにより精神を病んでいく妻、そしてその子供。三人を巡る悲しい過去を紐解いていくことになります。
事故から始まった家族を巡る一連の「問題」はどのように帰結したのか、そしてその結果、画家は何故絵が描けなくなってしまったのか。断片的な記載を元に読み解きます。
ストーリーに関しては興味深いものでしたが、正直言ってメインとなる「ホラー」部分については、少々拍子抜けでした。クオリティの高い電子お化け屋敷という感じで、それほど怖いものではありません。(個人の感想です。Outlast序中盤>>>本作>>>Outlast終盤、ぐらいの怖さでした)
基本的にゲームオーバーというものがないため、「アクションなどで躓いて延々と同じ場所をやらされ、結果的に怖くなくなってしまう」という現象はありませんでした。また、基本的に一本道であるため、これもまた方向音痴の私に取っては易しい作りで助かりました。
以上を総合すると、このゲームは「ストーリーを主軸にして、ちょっとしたホラーを楽しみたい」という人に向いているゲームです。「ともかく怖がりたい」「夏の納涼に」と考えている人には、また別のゲームが向いているかと思います。
雰囲気はとても良いだけに、もう少し怖がらせてくれればなー、と少し残念でした。

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