2016/10/01

ゲームプレイ感想 Dungeon of the Endless



総合点:85/100

+Pros

+RTS+タワーディフェンス+ローグライクの新しいゲーム性
+止められなくなる中毒性
+リプレイ性の高さ
+個性的なキャラクター達

-Cons

-マルチプレイのリソース管理が手間
-簡単な難易度と難しい難易度しかなく、中間が欲しい
-1プレイがそこそこ長い


総評

Dungeon of the Endlessは、Endless Space,Endless Legendなどに続くEndlessシリーズの1つです。世界観等に共通している部分が見受けられるものの、ゲーム性はこれまでのEndlessシリーズとは全く違ったものとなっています。

このゲームは、RTS(アリルタイムストラテジー)とタワーディフェンス、そしてローグライクという3つの要素をミックスしたゲーム性です。
様々なロールやスキルを持つキャラクターを最大4人まで操作し、ダンジョンを進んでいきます。Endlessと言っていますが基本的には12階層でクリアです。

このゲームのEndlessたる所以は、何度でもプレイすることができてしまうと言う部分にあるでしょう。いわゆるローグライクであるため、毎回ダンジョンがランダム生成され、全く同じゲームプレイになることはありません。

また、それぞれ違ったゲームルールを持つ「ポッド」が幾つか用意されているため、その選択によっても全く違ったゲーム性となります。(例えば、タワーが弱い代わりにヒーローが強くなるモードや、ヒーローが弱い代わりにタワーが強くなるモードなどがあります。ゲームプレイによって少しずつアンロックされていく形です)

個性豊かなヒーローたちが多く存在しているため、その構成によってもプレイスタイルが変わってきます。タワーの操作をすることで攻撃力を高めるヒーローや、火炎放射で敵を焼き払うヒーロー、自分後方にいて味方を鼓舞するヒーロー、ただひたすら足が速いヒーローなど様々です。
中には階層間のイベントでシナジーが発生するヒーローもいるため、組み合わせによる違いがさらに大きくなります。

難易度は「Easy」と「TooEasy」の2種類あります。……要するに「Hard」と「Normal」です。Easyの名前につられて最初からEasyでプレイすると、全く何もわからないままにやられることが考えられるため、最初はTooEasyから始めた方が良いでしょう。
ただし、TooEasyは基本を理解すると手応えのない難易度になってしまいがちです。そのため、基本を理解したらEasyに移行するようにすると、長く楽しめることでしょう。

Easyはなかなか難易度が高く、リソース管理にしっかり気を遣い、戦略・戦術ともにしっかり考えなければクリアすることができません。そこが面白いゲームですが、1プレイの時間は通しだとそこそこ長くなります。(私の場合、大体2時間前後です)。そのため、時間に余裕を持ってプレイするようにしましょう。レジュームはあるので、中断は可能です。

RTSではありますが、シングルプレイの場合にはポーズを使うことができます。マルチプレイはポーズが使えない上に、リソースが分配されることになるため管理が大変になっています。その分自分で操作しなければならないキャラは少なくなるため操作に余裕はできますが、総合的に見ると難易度は上がっているという印象です。

……残念ながら野良プレイに人口はほぼおりませんので、マルチプレイをしたい場合にはフレンドと申し合わせの上購入されることをおすすめします。しっかり意思疎通が取れないと厳しいゲームです。

DLCについて

このゲームには、数本の有料・無料DLCが存在しています。ベースだけでも十分楽しむことができますが、DLCを入れることでゲームの幅を広げることができるため、ベースでやってみて気に入った方は購入を検討してみると良いでしょう。ここで、簡単にそれぞれのDLCの内容について紹介します。

CrystalEditionUpdate(有料)

こちらのDLCは、2人のヒーローと1つのポッドを追加するDLCです。ヒーローはオールマイティな活躍が期待できるリザードマンと、知能だけはズバ抜けて高いプロフェッサーの2名となっています。
ポッドの方は「ライブラリーポッド」という、ヒーローが弱体化する代わりにタワーが強化されるモードとなっています。
ヒーローは購入時から利用できますが、ポッドは特定の条件(全てのモジュールのlv1を研究した状態でクリア)を満たさなければならないため、すぐには使用できません。

DeepFreezeAdd-On(有料)

こちらのDLCは、1人のヒーローと1つのポッドを追加するDLCです。ヒーローはマップ全体にスロー効果を与えることができるという優秀な能力を持っています。
追加される「リフリーズレーターポッド」は、超強化されている1人のヒーローだけを使ってクリアを目指すモードとなります。クイックヒールができない代わりに、死亡時に食料を使うことで復活をさせることができます。
こちらも、ヒーローは購入時から利用できますが、ポッドは特定の条件を満たす必要があります。特定条件が「一度もクリスタルにダメージを受けずクリアする」というなかなか難易度の高いものなので、慣れてきてから購入するのでも良いでしょう。

AustraliumUpdate(無料)

こちらのDLCは、TeamFortress2とのコラボレーションキャラクターを4人追加するDLCです。火炎放射兵、衛生兵、工兵、戦闘兵とバリエーション豊かなキャラクター達を使うことができます。いずれのキャラもクセが強いですが、使いこなせば強く、戦略の幅を広げることができます。

DeathGambleUpdate(無料)

こちらのDLCは、ダンジョン内に「ギャンブルショップ」を追加するDLCです。死神の姿をした店員が「内容不明」のアイテムを販売してくれます。当たりを引けば本来よりも安い価格で良いアイテムを購入することができますが、外れを引くと割に合わないという仕組みになっています。

RescueTeamAdd-On(有料)

こちらのDLCは、非常に個性豊かなヒーロー3人を追加するDLCです。1人は機械化された腕を持ち、1人は常にブルドーザーで行動し、そしてもう1人はモンスターをテイムすることができます。
新しいプレイ感を楽しむことができるヒーローたちですが、クセが強いため、まずはベースで楽しんでから追加することをオススメします。

OrganicMattersUpdate(無料)

こちらのDLCは、1体のヒーローと1つのポッドを追加するDLCです。
追加されるヒーローはともかく高速で、クリスタルを運ぶのに適していますが、レベルアップでステータスが成長しないという特徴があります。
追加される「オーガニックポッド」は、一度付けた部屋の電気を消すことができなくなるというポッドです。さらにタワーの修理を行うことができず、敵が防御力が低くなる代わりに高速になるという条件で戦うことになります。何より電気を消せないのが辛く、ダスト(電力)の管理が大変になります。


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