2016/03/23

ゲームプレイ感想:FTL:Faster Than Light



総合点:90/100




+Pros

+何度でもプレイできるリプレイ性の高さ
+艦船や船員の選択によって全く違ったプレイが可能
+どこか懐かしいようなサウンド
+TRPG調の個性ある選択肢システム

-Cons

-ラスボスとそれ以外の難易度が違いすぎる
-一部艦船のアンロックが運要素が強い
-1プレイが長め

総評

FTL:Faster Than Lightは、RTSとローグライクを見事に掛け合わせることに成功しているゲームです。基本的にはリアルタイムであるものの、タクティカルポーズをすることができるため慌ただしいのが苦手な人でも十分プレイすることができます。

プレイヤーは追い迫るリベール艦隊から逃げながら、最奥セクターに待つ敵母艦の破壊を目指します。その途中で船員の確保や武器の購入、船体の強化などを進めていき、母船に対抗しうる戦力を確保することになります。これらの入手についてはランダムであるため、毎回違ったゲームプレイを楽しむことができるようになっています。

その為、場合によっては全くもって必要な武装が手に入らず、ボスまで到達する前にやられてしまうこともあります。その辺りはローグライクの宿命だと思って諦めるしかありません。ただ、そんな中でも耐えながら進めていると、起死回生の一手が手に入ることもあります。

プレイ開始時に選択することができる船体にも幾つもの種類があり、武装が強い船やドローンが強い船、白兵戦術に優れた船、特に強みのない船などがあります。その船に合わせたプレイングをしていくことがクリアへの近道となるでしょう。特定の船体でクリアするか、あるいはチャレンジをこなすことによって新しい選択がアンロックされるようになっているため、進めていくとできることが多くなっていきます。

プレイの流れを左右するのは、艦隊戦ばかりではありません。それぞれのマスには様々なイベントが設定されており、独特な選択肢を選ぶことで様々なメリットやデメリットが発生します。一つ一つのイベントについては紹介しませんが、1つだけ言っておきたいのは「クモには注意しろ」ということです。

基本的には英語のゲームですが、有志による日本語化パッチがあるため、英語が苦手な人でもスムーズにプレイすることができるでしょう。イベントなどは文章の意味が分からないと楽しめないので、日本語化を強く推奨します。

難易度はEasyでさえなかなか高く、一度目のクリア達成までにかなり時間がかかってしまいました。何度か繰り返していると有用な武器や戦術が分かるようになってきて、クリアできることも多くなっていきます。AdvancedEditionをオンにするとハッキングや洗脳などの武装が追加され、できることが増える反面で対応しなければならないことも多くなるため難易度が上がります。最初はオフにした状態でクリアを目指し、ある程度慣れてきてからオンにした方が良いかも知れません。

何度も繰り返しプレイすることができるローグライクは、運要素が強いために好き嫌いが別れるジャンルかと思います。個人的にはかなり好きなジャンルで、FTLもその例に漏れずかなり楽しむことが出来ました。ローグライクが好きだ、という人には特にオススメしたい一本です。

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