2016/03/15

ゲームプレイ感想:ソフィーのアトリエ~不思議な本の錬金術士~




総合点:75/100



+Pros

+パズル要素のある楽しい錬金システム
+戦闘が軽快
+期限がないためゆっくり自由に進められる
+フリーズしなかった
+最終装備の基礎素材の入手が困難
+図鑑のコメントが面白い
+コルちゃんが可愛い

-Cons

-プラフタの加入が遅い
-ほぼ全員衣装が破廉恥
-マルチエンドではない
-本屋が棒読み

総評

ガストを代表する「アトリエシリーズ」の一作。エスカ&ロジーのアトリエの主人公の一人であるロジーさんが鍛冶屋として登場しますが、黄昏シリーズではなく新シリーズという扱いのよう。
錬金術のことも知らなかったようなので、同じ顔と名前の別人と考えた方がいいのかも知れません。(パメラ枠?)

アトリエシリーズといえば、制限期間の中でマルチエンドを一つ一つ攻略していくという流れが基本ですが、本作ではエンディングは1つしかなく、キャラクターの好感度を上げてもストーリー中にイベントが進行するだけで、個別エンディングは用意されていません。あくまでも主軸は「プラフタ」とのお話で、辿り着く所は同じです。制限期間自体が無いため、時間を気にせず自分のペースで攻略できるのは良いと思いました。

全滅したとしても攻略上そこまで大きな問題が発生するわけでもないので、アトリエ初心者でもじっくりエンディングを目指すことができるようになっています。そういう意味では、かなりカジュアルな作品でした。
制限期間が無いことに関しては、過去作ファンからすると賛否があるかと思いますが、ゆっくりやりたい派の私としては好みでした。

本作について特筆すべきは、新しい錬金システムです。これまでのアトリエでは素材を選ぶと、錬金レベルに応じて確率で成功・失敗が判断されるシステムとなっていましたが、本作はパズルで錬金を行うようになっており、錬金レベルが足りなくても「失敗」しにくくなっています。その代わり、レベルが足りない際には品質が下がるようになっている点には注意が必要です。

これまで特に面白みがなかった錬金自体を1つのミニゲームのようにして楽しめるようにしてあるのは良かったと思います。同じ素材を使ってもパズルの結果次第で出来栄えが変わるため、色々と試してみたくなるものでした。

戦闘は「オフェンシブ」と「ディフェンシブ」を切り替え、どちらのスタンスになっているのかによって発動するアシストスキルが変わる、というものでした。同じフィールドに長居すると敵が強化されるようになっているため、素材を集め続けていると帰り道で軽々しく全滅させられることもありました。

キャラクターについてですが、個人的には男性キャラクターはかなり好みでした。次回以降の作品で、騎士様がどこぞのアーランドの騎士様のように取り返しがつかない感じになっていくのを期待しています。人形師の人はスタート地点から取り返しがつかない感じになっていたので良いと思います。
これは個人的な好みの問題ですが、女性キャラクターは全員衣装の露出が多く、あまり好みではありませんでした。途中でレオンがソフィーのアトリエ衣装を作ってきてくれるイベントがありましたが、即座に私服に戻しました。……その後のイベントスチルが全部アトリエ衣装になっていたのは遺憾の極みです。

裏ダンジョンなどを進めることを考えるとそこまででも無いのですが、本編クリアのみを考えた場合、メインヒロインでもあるプラフタの戦列加入が遅く、メインコンテンツの1つだったドールメイクがただのお着替え機能になってしまったのが残念でした。(プラフタに関しては、「昔の衣装」が用意されていれば良かったなあ、と思う次第です。後ろ姿しか出ていなかったものの、清廉な感じでかなり好みでした)

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